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企業のブランドイメージを向上させる短縮URLサービス「Bitly」とは?

「ブランドイメージの向上」と聞くと大規模なプロモーション活動だったり、大企業がたくさんお金をかけて実施しているイメージがありますが、必ずしもそうではありません。

日頃のマーケティング活動でSNSへの投稿や、メッセージ、メルマガを送ることがあると思います。
そこに含まれる「URL」は、ロゴやブランドの写真と同じく、ユーザーの目に触れる機会が非常に多い視覚情報の一つです。
せっかくなら自分たちが発信したいメッセージを込めた、魅力的なURLにしてブランドイメージを向上させたいものです。

そこで効果を発揮するのが「短縮URL」サービスです。
「短縮URL」サービスは長くなってしまったURLを短くするだけではなく、独自ドメインで短縮URLを発行することでURLからブランドメッセージを発信することができます。

今回は「短縮URL」サービスとは?という部分から、ナビプラスが国内提供している短縮URLサービス「Bitly」の企業向けプラン「Bitly Enterprise」についてご紹介します。


「短縮URL」サービスとは?

文字通り長いURLを短縮するサービスです。
元の長いURLをデータベースに保存し、短いURLを発行、元のURLにリダイレクトさせることでアクセスできる仕組みになっています。

メリット

webサイト構成が複雑だったり、アクセス解析用パラメータの付与など、様々な理由でURLが長くなってしまうことがあると思います。

URLが長いと...
・メッセージが読みにくい
・SNSの文字数制限に引っかかる
など、様々な問題があります。

https://www.naviplus.co.jp/recommend.html?utm_source=bitly&utm_medium=catalogue&utm_campaign=apr21
例えばこちらのURLを「短縮URLサービス」を使い短縮すると...

bit.ly/2OeQUCM

独自のドメインやパスも設定可能なサービスもあります。

navipl.us/RECO 

URLが短くなることでスッキリして見やすくなりました。
紙面に印刷したときもユーザーが打ち間違いをしにくくなりますね。
クリック数などのデータを分析できるのでマーケティング施策の改善にも活用することができます。



デメリット

短縮URLはサービスごとのドメイン(bit.ly など)でURLを変換するものが多いです。
一見するとそのURLがどんなページに遷移するのかが分からないため、ユーザーから警戒されてしまう可能性があります。

また、サービスが終了してしまった短縮URLサービスで発行した短縮URLはリンク切れになってしまう可能性があります。
2017年9月にはピクシブ株式会社が提供する「p.tl」がサービス終了し、約888万件以上の短縮URLがリンク切れになったと報じられています。
https://japan.cnet.com/article/35107441/

同じようにGoogleが提供する「Google URL shortener」も2019年3月にサービス終了したのは有名かと思います。
こちらは元のリンクにリダイレクトされるようになっているのでリンクの再設定は不要でしたが、今まで使っていたサービスが急に使えなくなるのはとても不安ですよね。

短縮URLサービスを選ぶ際は提供するサービス内容だけでなく企業の規模や信頼性も大切です。

「Bitly」とは?

Bitly は2008年に米国のニューヨークで誕生した短縮URLに特化した会社、サービスです。 アメリカのビジネス誌であるフォーチュン誌が、発表する全米上位500社の総収入ランキングのうち3分の2にBitlyが導入され、毎月2億以上もの短縮URLが生成されています。 日本では良品計画やANAなどでも利用されています。

独自ドメインの短縮URL

Bitly 無料版でURLを短縮するとドメインは「https://bit.ly/xxx」となりますが、企業向けプラン「Bitly Enterprise」では「bit.ly」の部分やURLの " / " 以降の文字列も任意の文字列にカスタマイズすることができます。

エナジードリンクで有名な Red Bull はドメインを「win.gs/xxx」に設定しています。「win.gs」つまり「翼をさずける」というブランドのメッセージをURLを通じてユーザーに発信しています。

音楽配信の Spotify はドメインを「spoti.fi/xxx」と設定し、新しく登場したプレイリスト Daily Picks のURL「https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1EfKZ8qtN0sVLE」は「spoti.fi/DailyPicks」のように短縮しています。 短縮する前は一目見ただけではどのようなページに遷移するのか分かりませんね。 URLの " / " 以降の文字列も「DailyPicks」とカスタマイズすることで、URLを短縮するだけでなく遷移先の情報も分かるのでURLに対する信頼性も高まります。

このようにブランドのコンセプトや要素をそのままURLにすることで、1つ1つのURLが強力なブランディングツールになり、従来のURLと比較しクリック率が34%アップしたという事例もあります。

短縮URLの事例方法

短縮URLの活用方法をBitly社のブログに掲載されている記事からご紹介します。

SNSマーケティング

Twitterでのマーケティング支援サービスを提供するSocial Quant社では、Bitlyを使ってURLのクリックデータの分析を行っています。

> Bitlyで効果的にURLの比較を行うことで、どのようなURLがクリックされやすいのか、傾向をつかむことができました。

と、CEOのMike Kawulaは述べています。

Social Quantでは新しいブログが投稿されると、カスタマイズされた短縮URLを複数個用意し、どの短縮URLでもっともクリックが獲得できるのか、Twitterでテストしているそうです。

> 次の日にそのデータを確認し、最もクリックされたURLを、もっと大きなセグメントでツイートします。

短縮URLのA/Bテストを行うことで、どの短縮URLがユーザーに伝わりやすいのかを知ることができます。

> このデータによってTwitterのマーケティング効果を最大化することができ、無名のスタートアップが月に25,000人以上のユーザーをTwitterから流入させるのに役立ちました。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、他のマーケティングチャネルに比べ投資収益率(ROI)が10倍以上とも言われています。しかしほとんどの場合、ROIを追跡することは困難です。

Bitlyでは、インフルエンサーごとにカスタマイズされた短縮URLを割り振ることで、ROIの追跡を可能にします。

Bitly Enterpriseの機能であるOneViewを使用することで、各インフルエンサーの投稿からのクリック数と、インフルエンサーマーケティングプログラム全体のパフォーマンスを正確に把握できます。

LucasfilmとHPは、映画スターウォーズの公開を宣伝するため、Instagramのインフルエンサーを起用することにしました。

各インフルエンサーにはBitlyのカスタム短縮URLが与えられ、その短縮URL経由でHP社の特集ページに誘導しました。

そのうちの1人、ミュージシャンRudy Mancuscoは、スターウォーズのテーマソングのリメイクバージョンを投稿し、1つの投稿で約7万のお気に入り、298のコメントをもらい大成功を収めました。

オフラインマーケティング

Bitlyの短縮URLを使えば、マーケティング効果の測定はオンラインだけにとどまりません。チラシなどの紙媒体からアクセスしてきた潜在顧客の数も測定できます。

[AE Home Group]の不動産代理店およびチームリーダーであるJeff Miller氏は、Bitlyの短縮URLを使用して、住宅展示会でのチラシの掲載結果を追跡しているといいます。

> 住宅展示会の出席者から連絡先情報を収集することは、よく行われています。私たちはそれより一歩先を行く、出席者の関心を追跡するために、Bitlyを使用しています

とJeff氏は言います。

Jeff氏は、チラシごとに固有の短縮URLを生成し、どの参加者がどのチラシを受信したかを追跡しているそうです。イベントの数日後、ジェフと彼のチームは、住宅展示会の出席者がリンク先ページを訪れたかどうかを確認します。それにより、購入する可能性が高い人に絞ってアプローチをかけていくことができます。

まとめ

「短縮URL」を活用することで、ユーザーが様々な場面で目にするURLをより見やすく、魅力的にすることで、企業のブランドイメージを向上させることができます。

ナビプラス株式会社では、短縮URLサービス「Bitly」の企業向けプラン「Bitly Enterprise」を国内提供しています。
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