この記事を読んでいるあなたは今、スマートフォン（携帯電話）に触らずどれくらいの時間が経っていますか？

おそらく手の届くところにあるのではないでしょうか？
スマートフォンはカレンダー、メモ帳、ウェブブラウザー、エンターテインメント、友人や家族とのつながり、そして買い物の手段としても機能します。

私たちは日々スマートフォンで多くのことをしています。
実際、平均的な成人は1日に約3.5時間もスマートフォン（携帯電話）の画面を見ていると言われています。

また、世界のデジタルコマース支出の半分以上がモバイル機器を介して行われるようになると予想されています。

モバイルユーザーをスムーズに次の体験に移行させるにはどうすればよいでしょうか？
また、このようなカスタマージャーニーの中でも重要な瞬間に、ブランドロイヤリティを高めるにはどうしたらよいでしょうか？

答えはモバイルディープリンクです。
今回はその理由をご紹介します。

モバイルディープリンクとは？

モバイルディープリンクは、Webサイトに貼り付けたURLからユーザーを特定のページに誘導するのと同じように、モバイルユーザーをアプリ内の特定の場所に誘導できます。



例えば荷物配送サービスの場合、SMS通知からアプリ内の適切な場所に遷移でき、お客様が配送状況を確認できるようにすることを意味します。
eコマースブランドの場合は、アプリ内の特定の商品にお客様を誘導しカートに追加してもらうことができます。

モバイルディープリンクの利用シーン

ディープリンクは次のようなオンラインおよびオフラインの様々な場面でユーザーをアプリに誘導することができます。

・ウェブサイトからアプリへ
・アプリからアプリ
・SMSからアプリへ
・QRコードからアプリへ
・メールからアプリへ
・検索結果からアプリへ
・ソーシャルメディアからアプリへ
・広告からアプリへ

ディープリンクが必要な理由

ディープリンクはエンドツーエンドのカスタマーエクスペリエンスを向上させ、ビジネス成果を促進する上で大きな役割を果たします。

特にモバイルデバイスでのカスタマーエクスペリエンスは複雑です。
メールであればワンクリックでウェブサイトの適切な場所に誘導することができますが、モバイルで同じコンテンツにアクセスしたユーザーが適切な場所にたどり着くまでには何度もタップする必要があります。

ユーザーの手間が増えれば増えるほど、目的の場所にたどり着く可能性は低くなります。
つまり離脱が増え、エンゲージメントが低下し、コンバージョンが減少するということです。

劣悪なカスタマーエクスペリエンスは、モバイルコマースのブランドに大きな影響を与えます。
Business Insiderによると、モバイルコマースは2021年初頭には2840億ドルに達し、米国のeコマース市場全体の45％を占めるようになると言われています。
つまり、モバイルで商品を販売していて、アプリ内での購入を促進することに注力していないのであれば、おそらくコストを無駄にしていることが考えられます。

モバイルコマースのブランドでなくても、ディープリンクを利用してチームやビジネスの重要な指標を高める方法をいくつかご紹介します。

1 - アプリのエンゲージメントを高める

ディープリンクを利用するとユーザーはデフォルトでWebブラウザにアクセスするのではなく、アプリ内でエンゲージメントを得て最適なモバイル体験をすることができます。

例えば、Facebookで広告を出そうとしているデジタルマーケティング担当者がいるとします。
ソーシャルメディアユーザーの91％がモバイルデバイスを使ってソーシャルメディアにアクセスしていると言われていることを考えると、ディープリンクを使うことで広告を見たユーザーをアプリ内の最適な場所に誘導することができます。
ビジネスのチャネルを最適化して、可能な限りアプリ内に誘導することはアプリのエンゲージメントを促進する素晴らしい方法です。

2 - アプリのインストールを促進する

モバイルディープリンクのもう一つの利点は、ユーザーがまだアプリを持っていない場合アプリのダウンロードに直接誘導できることです。
つまり、ディープリンクはアプリの発見率を高め、インストールを促進するための優れたツールになります。
ほとんどの人がモバイルサイトよりもモバイルアプリを好むため、アプリのダウンロード数とユーザー数を増やすことができビジネスにとってもメリットがあります。

3 - ユーザーエクスペリエンスの最適化

優れたユーザーエクスペリエンスは、より多くの、より高いコンバージョンにつながります。
ディープリンクは他のチャネルからモバイルへのシームレスな移行を可能にします。
ディープリンクはメール、SMS、プッシュ通知など、ブランドのすべてのコミュニケーションがデバイスに最適化され、最高のユーザーエクスペリエンスを実現するのに役立ちます。

例えば、モバイル用のディープリンクを使えば、予約の確認、注文、イベントへの登録など、ユーザーが「ワンクリック」で簡単に行動できるようになります。

4 - ユーザーの再獲得

ディープリンクを使えば、一度離れてしまったユーザーを簡単に呼び戻すことができます。
実際、ある研究では標準的なリンクではなく、ディープリンクを介してアプリに関わったユーザーは、長期的なエンゲージメントが2倍になることが分かっています。

例えば、しばらくアプリを開いていないユーザーがあなたのウェブサイトへのリンクにアクセスしたとします。
そのリンクをディープリンクにしておくと、ユーザーはウェブではなくモバイルアプリに直接アクセスさせることが可能です。

なぜBitlyディープリンクを使うのか？

Bitlyでディープリンクを作成することでユーザーエクスペリエンスを最適化し、リンクがクリックされた後の動作を追跡することができます。

Bitlyでは以下のことが可能です。

・アプリの開封状況、店舗への来店状況、エンゲージメント時間などのリアルタイムな指標の確認
・どのチャネルがエンゲージメントを促進しているか
・エンゲージメントに使用されているデバイスの把握
・Hootsuite、Sprinklr、Spredfast、Sprout Social、Salesforce Marketing Cloudなどの一般的なツールとの統合

ナビプラス株式会社では、短縮URLサービス「Bitly」の企業向けプラン「Bitly Enterprise」を国内提供しています。
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※本記事は「What are Mobile Deep Links? (& How to Use Them)」を翻訳・加筆修正したものです。