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2021年版 国内EC売上高上位100社のサイト内検索調査レポート

ECサイトにおいて、ユーザが探している商品をより早く、的確に提示することは、サイトの売上やユーザビリティ向上の観点から非常に重要です。使いやすい検索UIを備えたサイト内検索は、ECサイトには欠かせない機能となっています。

 

ナビプラスでは、国内EC売上高上位100社(日本ネット経済新聞社調べ)が運営するECサイトの検索UIを調査し、独自の指標によるスコア化を行いレポートにまとめました。




調査概要

調査方法

ECサイトにおいて商品を探す過程で利用する検索UIを、以下5つの指標でスコア化して評価しました。

・キーワード検索
・カテゴリ検索
・検索結果表示
・検索精度
・検索パフォーマンス

調査期間

2021年9月10日 〜 2021年9月30日

調査対象

国内EC売上高上位100社(※)が運営する独自ドメインのECサイト 計103サイト
(※日本ネット経済新聞社「ネット通販売上高ランキングTOP480」2020年調べ)

 

取扱商品 / ジャンル 

サイト数

総合通販・百貨店

11

食品

4

日用品・文具・オフィス用品

6

家電・PC・周辺機器

22

アパレル

19

家具・インテリア・雑貨

5

化粧品・健康食品

14

スポーツ・趣味

6

書籍・音楽・映像・デジタルコンテンツ

2

宝飾・時計・ブランド品

2

その他

12



 

売上高と検索UIスコアの相関性


売上高上位サイトと検索UIスコアは高い傾向にあり、売上高順位と検索機能スコアの相関関係が見られました。

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ジャンル別検索UIの平均スコア

多くの商品数・カテゴリをもつサイトは「カテゴリ検索」機能が重要


「日用品・文具・オフィス用品」の各指標のスコアが高い結果となり、特にカテゴリ検索のスコアが高い結果となりました。
取扱商品が多く、そのカテゴリも多岐にわたることから、カテゴリ検索の改善に取り組む事業者が多いと考えられます。



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取扱商品に応じて重視すべき検索UIも異なる


サイトの取扱商品により重視すべき検索UIも異なると考えられます。
例えば、多くの商品を扱う「書籍・音楽・映像・デジタルコンテンツ」では、結果の絞り込みや検索精度が重視される一方、
いわゆる単品通販も多い「化粧品・健康食品」では、より検索スピードを向上し、ユーザー体験を上げる取り組みが重視されるという傾向が見られました。


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取扱商品/ジャンル別の検索UIの総合平均スコア比較

商品数・カテゴリが多いサイトは、積極的に検索UIの改善をしている

 
「日用品・文具・オフィス用品」「総合通販・百貨店」の順に検索UIスコアが高い結果となりました。

取扱商品が多く、そのカテゴリも多岐にわたることで、ユーザーの求める商品に到達できるように、
検索UIの改善を優先的に取り組む事業者が多いと考えられます。

 

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まとめ

 

売上高順位と検索UIスコアには相関関係が見られ、また、サイトで取り扱う商品によって重視するUIにも違いが見られました。
サイト内検索を含めた継続的なユーザビリティの改善は、ECサイトにおいて商品やサービスの購入・申込みの底上げに不可欠な施策であり、今後もサイト運営者にとって注力すべき領域と考えられます。

ただし、その課題・対策は各サイトにより様々です。
本レポートでも使用されたサイト内検索に関する6つの指標など、現時点のサイトの課題を客観的・網羅的に分析し、その対策を立てることが改善の近道と言えるでしょう。


本レポートは下記ボタンより、PDF形式にてダウンロード可能です。ぜひお役立てください。

サイト内検索診断サービスについて


本レポートの調査で用いた指標にて、皆様のECサイトの検索UIを無料で診断します。

外部視点による分析や、業界平均との比較により、客観的にサイト内検索に関する現状の課題を確認することができます。
サイトの導線改善施策の検討にぜひお役立てください。


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