2024年版 国内EC売上高上位100社のサイト内検索調査レポート
ECサイトにおいて、ユーザが探している商品をより早く的確に提示することは、サイトの売上やユーザビリティ向上の観点から
非常に重要です。使いやすい検索UIを備えたサイト内検索は、ECサイトには欠かせない機能となっています。
ナビプラスでは、国内EC売上高上位100社(日本ネット経済新聞社調べ)が運営するECサイトの検索UIを調査しました。
調査概要
ECサイトのサイト内検索における下記の機能の実装状況を調査しました。
・キーワード検索
・カテゴリ検索
・検索結果表⽰
・検索精度
・検索速度
キーワード検索
多くのサイトが「サジェスト機能」を導入しており、それに加えて「画像」や「トレンドキーワード」、「ランキング」を表示することでユーザーの利便性向上に貢献しています。
検索ボックスに検索キーワードの候補を表⽰する「
カテゴリ検索
多くのサイトが絞り込み検索に「ドリルダウン機能」を導入し、また、多くの商品を持つサイトでは「ファセットカウント機能」も使われています。
特にアパレルサイトでは、「絞り込み」や「並び替え」の項目が豊富で、ユーザーが商品を見つけやすいUIが提供されています。
検索結果表⽰
売上高上位のサイトでは、キーワード検索をしても該当商品が見つからない場合に「0件」と表示するだけでなく、「再検索を促す案内」や「もしかして・・・」と表示することにより、ユーザーの離脱を防ぐ工夫がされていました。
検索精度・検索速度
検索精度に関する調査では、ひらがな・カタカナ、⼤⽂字・⼩⽂字、半⾓・全⾓
また、スピードに関する調査では検索結果が画面に表示されるまでの時間(平均)は1.70秒でした。
まとめ
ECサイトにおけるサイト内検索機能の導⼊率は年々上昇し、機能が充実しているサイトも増えています。
今回、売上上位100サイトを調査しましたが、売上規模の⼤きいサイトの⽅が充実した機能を備えている傾向があることも分かりました。
ECサイトに必須とも⾔えるサイト内検索機能について、これを機に⾃社ECサイトの機能も⾒直してみてはいかがでしょうか。
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サイト内検索診断サービスについて
ナビプラスでは、本レポートの調査で用いた指標にて、検索UIを診断するサービスを行っております。
外部視点による分析や、業界平均との比較により、客観的にサイト内検索に関する現状の課題を確認することができます。
サイトの導線改善施策の検討にぜひお役⽴てください。