「他社と比較する時間がもったいない」ナビプラス一択で進めたカゴ落ちメールの導入
サイト名 | atmos
URL | https://www.atmos-tokyo.com/
Foot Locker atmos Japan が運営する atmos は2000年にスニーカーショップとして原宿にオープンし、現在では、女性のためのスポーツミックススタイルを提案するコンセプトショップ atmos pink などもあわせ日本を中心に約50店舗を展開。
いっぽうで、2002年に立ち上げた自社ECサイトは試行錯誤を繰り返しながら成長し、EC化率は50%を超えるまでとなった。
atmos と atmos pink のECサイトでは、ナビプラスが提供する複数のサービスを導入しているが、今回は「NaviPlusリタゲメール」の導入の経緯や効果について、ECサイトの責任者である岡山暢祐氏にお話を伺った。
新しい機能は「とにかく早くやってみる」運営スタンス
――「NaviPlusリタゲメール」のようなマーケティングサービスを導入する際に様々なサービスを比較することがあると思います。サービスを選定する上で大事にしていることや心がけていることはありますか?
ビジネスで関わりのある企業との縁で、様々なサービスを紹介いただくことがあります。
まずは費用対効果を重視しているので、運用や導入にかかるコストが大きすぎるサービスは採用が難しいです。
もう一つは、とにかく売上を上げるのに必要なものは何かという視点で選定しています。
また、やってみないと本当に効果があるかは分からないといったスタンスなので ”とにかく早くやってみる” というスピード感を大事にしています。
やってみて効果がないものはすぐにやめることもあります。
「NaviPlusリタゲメール」を継続利用しているということは「効果がある」ということですね(笑)。
――カゴ落ちメールを配信できるサービスは多くありますが、その中から「NaviPlusリタゲメール」を選定した理由はなんでしょうか?
カゴ落ちメールの効果が高いということは事前に知っていたので、売上を上げていくためにどうしても導入したいと思っていました。
atmos では、当時すでに「NaviPlusレコメンド」と「NaviPlusサーチ」を導入しており、サービスやサポートの品質には信頼があったため、「NaviPlusリタゲメール」でカゴ落ちメールを送れると紹介された際、他のサービスと悩むのは時間がもったいないと思い、ナビプラス一択で導入を決めました。
導入に関しても、設定が簡単で、メールのテンプレートも用意されており、他社で効果が出ているおすすめの配信設定も提案いただいたので、全く問題なかったです。
すべての施策で平均よりも高い効果を発揮
メールシナリオ | 概要 |
カゴ落ちメール |
買い物カゴに商品を入れたまま離脱したお客様に、カゴに入れた商品をお知らせするフォローメールを自動送信 |
ブラウザ放棄メール |
商品を見ただけでサイトを離脱したお客様に、閲覧した商品や関連するおすすめ商品を紹介するフォローメールを自動送信 |
再購入促進メール |
商品を購入したお客様に、関連するおすすめ商品を紹介するフォローメールを自動送信 |
初回購入促進メール | 会員登録のみで、商品を購入したことがないお客様に、おすすめ商品や売れすじ商品(ランキング)を紹介するフォローメールを自動送信 |
値下げお知らせメール | 「お気に入り」や買い物カゴに商品を入れたまま離脱したお客様に、入れた商品の価格が下がったタイミングでお知らせのフォローメールを自動送信 |
ROASは平均値くらいあれば良いなと思っていましたが、その想定よりも効果が出ているので安心と同時に驚いています。
成果については自動で配信される週次レポートメールで確認しています。
日々の業務で管理画面を見る時間がなかなか取れない中、売上などの成果をざっと確認できるのでとてもありがたいです。
また、担当営業の方から定期的に成果をまとめたレポートをいただけるので、各キャンペーンの詳細なども確認できて良いですね。
今後、追加の施策として、値下げお知らせメールやポップアップ&メール機能を使って行く予定です。
ポップアップ&メール
非会員のお客様が購入直前で離脱するタイミングでポップアップを表示し、会員登録を誘導もしくはカゴ落ちメールを送るためのメールアドレスの入力を依頼します。
今後の展望
――今後のナビプラスに期待することはなんでしょうか?
EC業界では、日々新しいサービスや機能が増えていくので、試してみたいものは多くあります。
そんな時に「そういえばナビプラスがこんなこと言ってたな...」と思い出して、実際に相談してみると、すでに導入中のサービスの機能や、新たなサービスで実現できるということがよくあるので、これからもナビプラスの新しい機能やサービスには期待しています。
――今後のEC事業の戦略についてお聞かせください。
atmos は2021年8月にアメリカのフットロッカーに買収されました。
今後の新たな方針も徐々に固まっていくと思います。
現段階ではっきりしているのは、アプリとECサイトの方向性です。
atmosアプリのユーザは、いわゆる「スニーカーヘッズ (スニーカー好きの人)」が多く、そういったユーザ向けには、アプリ内での「スニーカーコミュニティ」の構築をより進めていきたいと考えています。
いっぽう、ECサイトは、より一般のユーザに向けて、数あるスニーカーの中からお客様にあったスニーカーを選んでもらえるようなサイトにしていきたいと思っています。
また、web3やメタバースなどの新たなテクノロジーも視野に入れながら考えていきたいですね。
※本記事は2022年2月22日に開催されたナビプラスユーザセミナー「NaviPlusDay2022」の内容を編集したものです。