サイト内検索とレコメンドをワンストップ導入した決め手とは！？

――「インターネット花キューピット」では、これまでに何度か検討する機会はあったものの、最終的にレコメンドサービスは導入してこなかった。

酒井：弊社のようなギフトサイトの場合、購入するお花や金額がある程度決まっていることが多いため、商品詳細ページで他の商品をオススメすること自体どこまで効果があるのか懐疑的でした。しかし、今回は他社の活用事例に基づく具体的な実装プランのご提案があったことと、成果を見極めてから本導入を判断できるトライアルプランを適用いただけたことで、まずは、試してみようということになりました。また、既に導入しているサイト内検索のアイテムデータをレコメンド用に流用できるNaviPlusシリーズの拡張性も、今回の導入を後押しする大きな一要素となりました。

――今回同社は、個人向け・法人向け・ブログなど複数サイトでレコメンドを導入したが、一定のトライアル期間を経た導入効果が、同社の期待を上回ることができ、最終的に本導入に至った。

酒井：サービス導入時は、ナビプラスさんからこれまでの知見によるロジックやデザインの提案があり、スムーズな要件定義ができました。また、コンサルティングやテクニカルサポートの体制が充実しており、安心してサービスが利用できる環境にありました。レコメンドの機能も大事ですが、豊富な実績に基づくこのような営業・サポート面の充実は弊社がツール選定で重視している点です。もう一つ、今回のレコメンドの導入にあたっては、既に導入済みのサイト内検索への波及効果も魅力的でした。

――通常のサイト内検索の場合は、キーワードの相関性に基づき結果を表示するが多いが、今回、レコメンドで取得したユーザーの行動履歴データをサイト内検索に連携させることで、商品の人気度（閲覧数/購入数）を加味した検索が可能になっている。

酒井：やはり、単純なキーワードの相関性だけではなく、商品ごとの行動履歴を加味しながら検索結果を最適化できることは、ユーザーニーズに沿った検索機能という観点ではかなり強力ですね。これまで、「数あるバラの商品ラインナップの中でも、人気のある商品を上位表示して欲しい」という声が寄せられていたましたが、今回のデータ連携で人気商品が探しやすくなり、好評です。

――今回のサービス導入で、初めて気付いたことも色々あったという。

酒井：今回導入したレコメンドの管理画面からは色々な示唆を受けています。意外な商品が一緒に見られていたり、よく見られている商品と実際に買われている商品にギャップがあったり、ユーザーニーズの実態がアクセス解析ツールとは異なる切り口で色々見えてきました。サイト内検索の管理画面でも、検索結果がゼロになるキーワードやよく検索されるキーワードの傾向など、マーケティングデータとして他でも活用できそうだなという感触を掴んでいます。今後は、これらのデータをレコメンド・サイト内検索の改善に使うのはもちろんのこと、サイト全体のPDCAに活かしていきたいと考えています。

ナビプラスは引き続き、同社のCV率向上をお手伝いできるように機能・サポートの両面で支援していきたい。