トレンド 2014.10.10
これだけは押さえておきたい!EC業界2つの動向~2014年度上半期

これだけは押さえておきたい!EC業界2つの動向~2014年度上半期

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こんにちは!マーケ担当のツツイです!

さて、あっという間に2014年も上半期が過ぎていきました。
そこで、今回は2014年度上半期のEC業界の動向の中から、これだけは押さえておきたいものを2つに厳選してお届けします!

C2Cフリマアプリ台頭

上半期に何かと話題になったフリマアプリ。
主にAmazonが使っている「マーケットプレイス」という呼び方もありましたが、より一般に受け入れられやすい「フリマ」という呼び方がスタンダードになりつつあります。

数あるフリマアプリの中でも有名なのが、昨年リリースした「メルカリ」と、フリマアプリの元祖とも言える「Fril」です。
昨年末にはLINEもフリマアプリに参入(LINE MALL)し、まさにフリマアプリ市場は戦国時代に突入したと言えるでしょう。

以下、メルカリとFrilを詳しく見ていきます。

メルカリ

mercariトップページ

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  • リリース日:2013年7月2日
  • ダウンロード数:500万DL突破(2014.9.16時点→リリース
  • 月間流通金額:数十億規模(上記リリースより)

数あるフリマアプリの中で最後発とも言えるメルカリですが、リリースして1年ちょっとで500万DL、今年3月には14.5億円の大型調達を実施し、アメリカ子会社を設立。
9月にアメリカ版のアプリをローンチし、すでに1日の出品数は数千品を超え、いま最も勢いのあるサービスの1つ。
TVCMも放映されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
※アメリカでのプレスリリース https://www.mercariapp.com/info/20140912_launch/

という文章を書いていたら、10月9日(昨日)にさらに23.6億の資金調達のニュースが飛び込んできました!
新しいTVCMの放送もスタートするとのことで、ますますDL数を伸ばしそうです。

Fril(フリル)

Frilトップページ

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  • リリース日:2012年7月
  • ダウンロード数:200万DL弱(2014.9.25時点)
  • 月間流通金額:5億円以上

メルカリが最後発なのに対して、国内初のフリマアプリである「Fril」。
今年9月にはクックパッドとコロプラ、ジャフコを引受先とする第三者割当増資により、総額約10億円を調達。
調達の目的の1つとしてプロモーションを挙げており、今後TVCMの制作も検討しているようです。

※参考記事:CNET Japan フリマ元祖「Fril」が10億円調達–メルカリとは「真っ向勝負しない」

ユーザー層は主に20〜30代の女性。メルカリがオールジャンル&男女共にユーザー数を伸ばしているのとは異なり、女性×ファッションにセグメンテーションしているのも特徴の1つ。

メルカリは先月末(2014年9月末)まで、手数料無料でユーザー数を増やしてきましたが、Frilは当初から手数料モデルを採用(成約金額の10%)しており、すでに年商6億前後とのこと。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
フリマアプリは他にも多数あります(SHOPPIES、毎日フリマなどなど)が、DL数が突出しているのは上記2つ。
2つの月間流通総額を合計すると、最低15億円以上になります(2014年9月時点)。
年間計算すると180億円。フリマアプリ市場は1000億円くらいと言われています。
ヤフオク!の年間取引高(落札額)が約7300億円(2013年)と言われているので、妥当な規模感と言えるでしょう。
今の5倍以上は伸びしろがあるフリマアプリ、今後も目が離せません!

EC×画像×ソーシャル×パーソナライズド

フリマアプリと同様、何かと話題の「キュレーションアプリ」。
ただ、ニュースアプリはECとの関連性が薄いので、ここでは「画像キュレーション」に絞って取り上げます。

pinterestキャプチャ

iOS Android

画像キュレーションで最初に日本で話題になったのはPinterest(ピンタレスト)ではないでしょうか。
2010年にアメリカでローンチ。2012年5月には楽天からの出資を受け、2013年10月に日本法人設立、11月に日本語版がスタートし、今年5月には日本法人が電通と提携と、何かと話題のPinterest。
キュレーションという呼び方ではなく、「画像共有SNS」と呼ばれるのが一般的のようです。
そのため、ECの観点でみると独自の決済機能は無く、各ECサイトは自ページへのリンクを貼り、誘導する形を取っています。

公式ボードを運用し、自社ECサイトへ誘導している企業が日本でもいくつか出てきています。
ビジュアルの訴求力が高い商品を扱うECサイトは、特にPinterestからの流入が増加しているとのこと。
GAP Japanの公式ボードは好事例だと思います。

また、米国では自分がPin(ボード上にクリップすること)した写真の商品が値下がりした際、メールで通知する機能を追加し、よりEC志向に向かっていると言えるでしょう。

他にも、先日ブックレビューで取り上げた靴EC「Zappos(ザッポス)」は、Pinterestのユーザーネームを入れると、そのユーザーが過去にPinした商品のデータを手がかりに作成されたおすすめ商品のリストが提示される「PinPointing」というサービスをスタートしました。
※参考:Zapposオフィシャルボード

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
PinterestよりさらにEC志向の主な画像キュレーションアプリを4つご紹介します。
ユーザーにとっては、「自分だけのセレクトショップ」を簡単に作ることができ、
EC事業者にとっては、ユーザーの志向がハッキリと「見える」ので、他の商品をレコメンドしやすいメリットがありますね。

4つとも独自にショッピングカートを用意しているところが、Pinterestとの大きな違いです。

Sumally

Sumallyトップキャプチャ

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  • 商品:購入できるモノとできないモノが混在/モノに特化
  • リリース:2011年9月
  • 登録ユーザー数:約30万人(2014年1月22日時点)
  • 特徴:
    「モノでつながるSNS」と呼ばれる日本発のアプリ(PCサイトも有)
    Pinterestとは異なり、購入可能なモノは写真左下に価格のリボンが付いていて分かりやすい。
    「want it(=欲しい)」と「have it(=持っている)」に分類し、マイサマリー(MySumally/個人ページ)を作っていく。
    個人での出品も可能。2013年7月末より、Sumallyビジネスアカウントの提供もスタート。

FANCY

Fancyキャプチャ

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  • 商品:”クールな”モノ
  • リリース:2012年(日本上陸は2013年春)
  • 会員数:1000万人以上
  • 特徴:
    購入可能なモノのみ掲載。ホテルの宿泊や「庭に映画館」といった商品もある。
    「Fancyする」ボタンで商品を追加し、個人ページを作っていく。
    ユーザーが友達を紹介するとお金が貯められる他、アリフィエイト機能も有り。
    ユーザーはPinterestユーザーと比較すると22倍以上の投稿を行っているデータがある。
    男性ユーザーが6割を占めるのも他のサービスと異なる。
    昨年10月から、東京を含め世界100都市で当日配送を開始(参考:TechCrunch 2013.10.25
    日本では伊勢丹も出店している(リンク:FANCYの伊勢丹ページ

Origami

Origamiキャプチャ

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  • 商品:モノのみ
  • リリース:2013年4月
  • 会員数:不明だが年内に100万ユーザーを超える見込み(参考:2014年1月21日 日経産業新聞記事
  • 特徴:
    紹介するサービスの中で唯一、PCサイトが無くアプリのみを提供(2014年10月10日現在)
    する国産アプリ。
    サイト内に掲載されている写真は全てセレクトショップやブランドなど出品者がアップしているため、他のサービスと比べ画像品質が高い。
    モバイルのメリットを活かし、GPS連動のマップ機能を搭載。ユーザーが好きそうなブランドの店舗に近づくとプッシュ通知されるなど、O2O機能も実装を検討中とのこと(現在はGPSを使った、現在地周辺のショップ検索機能がある)

WEAR

WEARトップキャプチャ

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  • 商品:ファッションに特化
  • リリース:2013年10月
  • ユーザー数:約300万DL(2014年7月末時点)
  • 特徴:
    株式会社スタートトゥデイが運営するファッションコーディネートアプリ。
    2014年4月から海外展開を開始し、今月から新たに21カ国への展開を開始(参考:リリース記事掲載終了)
    主な機能は以下3つ。

      ・ユーザーのコーディネートから、着こなしを検索できる
      (ブランド名、カテゴリ、カラー、シチュエーションなど)
      ・買った服・持っている服をアプリ上で整理できる。
       ZOZOTOWNと連携すれば、購入した商品は自動的に保存される。
      ・気になるコーディネートや欲しいアイテムをセーブし、フォルダ管理できる。     

    今年5月には、WEAR経由の売上が月商2億円を突破。
    有名モデル・芸能人ユーザーも多数いるため、彼ら・彼女らのコーディネートを参考にできる。
    アプリからは気に入ったアイテムをzozotownで購入することができる。


いかがでしたでしょうか。

経済産業省が毎年実施しているEC市場調査によると、2013年の国内B2C市場規模は、11.2兆円(前年比17.4%増)に拡大したそうです(2014年8月26日公表

今後も成長が見込まれるEC業界。
弊社もECサイトを運営されているお客様の笑顔と売上拡大のため、ひいてはEC業界を盛り上げていくべく、今後もご提供しているツール・サービスに磨きをかけていきたいと思います!

※アイキャッチ画像のクレジット:
photo credit: infocux Technologies via photopin cc

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