ノウハウ 2014.06.26
サイト内検索エンジンの5つのポイント【講演レポート後編】

サイト内検索エンジンの5つのポイント【講演レポート後編】

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前編に引き続き、「ネット&モバイル通販ソリューションフェア2014 in大阪」の講演レポートの後編です。ご覧ください。

サイト内検索エンジン対策は競合を出し抜くチャンス

見ていただいた事例の中で、皆さん誰もが知っているECサイトも複数ありましたが、サイト内検索エンジンの対策の状況はまだこんなものなのです。それなりに売上・利益が上がってそうなECサイトですら、このような状況なので、見方を変えると今のうちにサイト内検索エンジンの対策をすることは、競合を出し抜くチャンスでもある訳です。

サイト内検索エンジンの導入が進まない理由はいくつかあるのですが、ECサイトを運営されている方々からは以下のようなことをよく耳にします。

  • そもそもシステム担当者が決める領域なので、マーケティング担当の自分たちは関与していない
  • ECサイトのシステムに既に実装されているので必要ない
  • 複数回やり方を変えて検索すれば商品に辿り着けないわけではない
  • 特にユーザからクレームは上がってこない
  • 売上アップのネックにはなっていない

本当にそうなのかな?と思うことも多いですが、サイト内検索エンジンの必要性を啓蒙して、より多くのECサイトのサイト内検索エンジンを整備して、ユーザスループットを改善していくことが、我々の使命だと思っています。

サイト内検索エンジン対策の5つのアプローチ

さて、そんな課題がたくさんあるサイト内検索エンジンですが、どんなアプローチで整備していくべきか5つにまとめました。

(1)現状を把握する
(2)「検索結果ゼロ」を回避する
(3)ユーザビリティを改善する
(4)検索結果をコントロールする
(5)即時性/速度/耐負荷性を追求する

(1)現状を把握する
もっとも強調してお伝えしておきたいのは、「現状を把握する」ところです。先ほどの事例でもご紹介した通り、サイト内検索エンジンの課題は多くが放置されたままです。そして、実際にサイト内検索エンジンを整備して売上が飛躍的に上がった事例も数多く出てきています。「売上アップのネックにはなっていない」なんて悠長なことを言っている場合ではありません。サイト内検索エンジンが整備されないことにより、具体的にどれくらいの機会損失が発生しているかをまずは把握するところから始めていただきたいです。

(2)「検索結果ゼロ」を回避する
「検索結果ゼロ」を回避するには、まず「検索結果ゼロ」を引き起こす原因を把握するところから始めるべきです。原因は、①該当商品がない、②検索エンジンのデータ参照先が間違っている、③表記揺れに対応していない、④言葉の表現が異なる、に分けることができますが、②〜④はすぐにでも整備することが可能です。詳細は割愛しますが、「辞書登録機能」「サジェスト機能」「表記揺れ機能」「検索チューニング機能」など、サイト内検索エンジンに実装されている機能を利用することで対応可能です。

(3)ユーザビリティを改善する
ユーザビリティを改善するには、ユーザの検索シナリオを想定した上で最適な絞り込み項目やソート項目をまず用意すべきことでしょう。Googleなどにはありますが、検索キーワードの入力に合わせて検索結果がリアルタイムに変わるインスタント検索などもユーザビリティを改善し、ユーザの離脱率を下げる有効な解決策になるでしょう。

(4)検索結果をコントロールする
検索結果をコントロールについては2つの側面がありますが、まずは誰が見ても違和感のない検索結果にすること。先ほどの例で言えば、「イヤホン」と検索されたらちゃんと「イヤホン」を出しましょうという話です。この課題は、実際のデータを使って検索を繰り返しながらチューニングを行っていくアプローチが有効ですし、実際の検索ログを参照してまずはよく検索されているキーワードから検索精度を高めていくことも効率的でしょう。

もう一つの側面は、ECサイト運営事業者側の販売戦略をいかに検索結果に反映させていくかという観点です。先ほどの例にあった、「イヤホン」を単純に結果表示すればいいというわけではなく、ちゃんと儲けが出るように、販売戦略を反映させましょうという話です。これは「検索チューニング機能」や「検索フィルタリング機能」利用することが有効でしょう。

(5)即時性/速度/耐負荷性を追求する
最後に「即時性/速度/耐負荷性」の観点ですが、これは少し乱暴かもしれませんが、重たい、しかもクリティカルな基幹システムに悪影響を及ぼすかもしれない処理は思い切って外出しすべきです。ECサイトのシステムに既に実装されているサイト内検索エンジンは、ECサイトの基幹系を含むバックエンドのシステムとも同居して運用されているはずです。その運用を外出しできればスピードや負荷の問題は解決されるはずです。

目指すべき「即時性/速度/耐負荷性」に関連する目標数字ですが、インデクシングの処理スピードで10万件で5分、表示スピードで平均0.8秒以下、許容できる集中アクセスの上限値が秒間100アクセス以上といったところが目安になるでしょう。

最後に:まずはサイト内検索エンジンの現状把握から始めてください

最後になりますが、お手元にサイト内検索エンジンの活用度を診断する際に役立つ資料をお配りしています。我々としては、すぐにでも「サイト内検索エンジンを導入しましょう!」と言いたいところですが、まずは会社に戻って自社のECサイトのサイト内検索エンジンがどのように活用されていて、何ができて何ができていないのか、整備するとどれくらいの売上アップができそうなのかを確かめることをお勧めします。

ご清聴ありがとうございました。


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